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導入事例

株式会社北國銀行様 -POWER EGG2.0 導入編-

POWER EGG2.0はふつうのグループウェアではない!
「組織文化を変える力がある」と評価された、その理由とは?

株式会社北國銀行様

今から約3年前、2009年頃のことである。『生産性向上のための改善手段の1つとして、 ITインフラの見直しが必要だ。とくにグループウェアおよびワークフローシステムの刷新が不可欠になる』。 そう判断された北國銀行様は、既存システムのメーカーサポート終了もあって 、更なるバージョンアップまたは新システム導入を前提にいくつかの製品の運用検証を行っていた。 しかし、同行の希望要件を満たす製品はなかなか現れなかった。
そんなある日、本店の営業担当者から「地元取引先の三谷産業さんだが、POWER EGG2.0というちょっと興味深いシステムを販売している。できたら一度、 話だけでも聞いてあげてくれないか」という打診があった。 そこでひとまずシステム担当者が会って話を聞いたところ、これが意外に行けそうな感じがする。そして、話はさらに、総合事務・システム・総合企画を管轄する杖村常務取締役へ。 正直、最初はそこまでとは期待していなかった杖村常務だが、三谷産業担当者の説明を聞いて本当にビックリ。「シンプル」「スピードアップ」「見える化」という、同行経営陣が望む要件に適うシステムと遂に出会うことになったのである。

>> 導入事例 株式会社北國銀行 様   (830 KB / A4・2ページ) PDFファイルを開きます

株式会社北國銀行様は金沢市を本拠地とし、石川県内に102店舗、県外に15店舗を有する北陸地方の代表的な金融機関です。
POWER EGG2.0販売のパートナー企業である三谷産業様が同じ金沢の地元有力企業であり取引先ということもあって、「POWER EGG2.0」をご紹介する機会を頂きました。 ご説明後、総合事務・システム・総合企画を担当される杖村常務取締役様から「POWER EGG2.0は、他のグループウェアとは設計思想が違う。経営者の目線が行き渡っている。 組織の力をアップさせる設計思想と工夫が鮮明だ」との高いご評価を頂戴でき、 頭取と相談された結果、次期システムとしてPOWER EGG2.0への移行を検討してみようという判断が下され、その後の導入決定へとつながりました。
生産性2倍運動を推進するための 新ITインフラを求めて・・・。
POWER EGG2.0 との出会い。

組織能力強化を図る生産性2倍運動を推進。

北國銀行様ではここ数年来、全行挙げて《生産性2倍運動》に取り組んでいる。この活動は従来の金融業務における既成概念を刷新し、『暗黙知』を『形式知』に、『個の力』を『組織の力』に変えることで生産性を2倍に向上させるもの。 そして《お客さまに向けたサービスレベル》を向上させ、《高付加価値な事業体質の確立》を図り、《行員1人1人の人間力の向上》を目指すことを目的とするものである。

「頭取は、この生産性2倍運動の要諦としてQCDの3点を重視しています。Q(クオリティ)はお客さまへいかに近づき高品質の提案ができるか、C(コスト)はしかもそれをできる限り低コストで行う、 そしてD(デリバリー)は一層のスピード感が求められる。つまり高品質のサービスをローコスト・ハイスピードで実現し、お客さまから信頼される金融機関としての地力を更に強化して行こうということです」(杖村常務)

それでは「生産性を高める」ためには、実際にはどういう改善対策が必要になるのか?
いくつか問題点を挙げながら、改善策を考えてみるとITインフラ見直しの必要性が理解しやすい。

● [問題点1]見えない。

(例)部下の仕事が見えていない。
何をやっているのかわからない。

[改善策]他部署や部下の仕事の《見える化》が必要。
(例)スケジュールの《見える化》。
仕事プロセスの《見える化》。

● [問題点2]指示の内容・期日(納期)が不明確。

[改善策]指示内容・期限をDBで明確化・共有化。

● [問題点3]出張不在が長いと仕事が滞る。

[改善策]タブレット等モバイル端末の活用。

生産性を高めるためには、《ITインフラの見直し》が急務だ。

もちろん同行では長年の段階的業務整備により、そのつど問題点に対する対応精度は上がって来ていた。しかし2009年頃はまだまだ人手による作業が多く、こうした問題点の改善に対して効果的な手を打てず、 『ルールの整備が不十分』『情報管理の徹底が浸透していない』『業務遂行においてPDCAが回り切らない』など、テコ入れが必要な点も多々残されていた。中でも、そのテコ入れ策の1つとして急務となっていたのが《ITインフラの見直し》である。

なぜなら従来のシステムでは、

■DB開発が煩雑(DB開発に時間・コストがかかる)
■業務遂行のPDCA化が手作業(ワークフローシステムが不完全)
■コンプライアンス管理に限界(ワークフローシステムが不完全なので、申請つど回覧ルート設定が必要)

など、業務の効率化や生産性向上を図るためのシステムとしては、あまりにも不十分な点が目立って来ていたからである。

数社の製品検討を経て、POWER EGG2.0に着目。

ITインフラの見直しに当たって、従来システムをバージョンアップするか 、新システムに移行するかを検討していた杖村常務と山本調査役が、初めてPOWER EGG2.0の話を聞いたのは2009年12月のことである。

株式会社北國銀行様
杖村常務取締役

「当時すでにITベンダーを通じて、6社の製品の説明を聞いていました。しかし、残念ながらどれもいまいちピンと来ない。そんな時に取引先である三谷産業さんから 一度話を聞いて欲しいと連絡がありました。 そこでシステム担当者がお会いした結果、『これかなり行けるかも!』という報告が上がって来た。

そこで、情報システムを管轄する私が改めてお話を伺うことになった訳です。もっとも正直なところ、最初は半信半疑であまり多くを期待していませんでした。というのも、何社か話を聞いているうちに、 多分当行の要望を満たすような製品はそうそう無いんじゃなかろうか、と半ばあきらめかけていたんです。ところが、ご説明を聞いて本当にビックリしましたねぇ」(杖村常務)

 

POWER EGG2.0こそ、北國銀行様が望む《シンプル/スピード/見える化》を実現できるシステムだった!

『世の中に、グループウェアと呼ばれるものはたくさんある。しかしPOWER EGG2.0は、ふつうのグループウェアとはひと味もふた味も違う』 と杖村常務は語る。

「部下から話が上がって来た時は、まさかそこまでのレベルだとは想定していませんでした。だから、自分で確かめてみて、ホントにこんなに使えるんだ、とビックリしましたねぇ。 POWER EGG2.0はふつうのグループウェアとは、 設計思想そのものが違うんですね。経営者目線を意識しており、組織の力をアップさせるための設計思想が鮮明に出ている。とりわけ 情報をPUSH型で届けて、気づかせてくれる点がいいですね」(杖村常務)

こんな調子の出会いだったので、その後はとんとん拍子に話が進んだ。杖村常務たちが初めて話を聞いた翌月、2010年1月からPOWER EGG2.0の導入検討(運用移行のための検証)が開始され、 同年8月には導入推進方針を策定。そして2011年2月にPOWER EGG2.0の導入が正式に決定され、2011年10月には本格稼働が始まったのである。

『組織文化を変える力がある!』
POWER EGG2.0がそう評価されたポイントとは?

なぜPOWER EGG2.0が選ばれたのか?

POWER EGG2.0が評価されたポイントは主に、

■起案書、議事録、報告・申請書など各種書類の回覧・決裁における《電子化》《ペーパレス化》《内部統制強化》
■全行レベルの情報共有化・見える化による《気づき・協業の促進》
■業務の効率化と《意思決定の迅速化》

などに集約される。

つまり《気づき》の機能があり、『情報が埋もれない/メールの洪水を防げる』ことにより、 《協業の促進》を伴うワークスタイルの変革への期待が高まる。 また《電子化》 《ペーパレス化》は業務の効率化と同時にコストダウンにもつながる。 そして《意思決定の迅速化》は、生産性向上運動の要諦の1つ、D(デリバリー)の スピードアップを実現する。杖村常務曰く、『POWER EGG2.0には組織文化を変える力がある』とのこと。

「従来比半分以下の低コストで導入可能であること、既に1,000社を超える企業での導入実績があること。 さらに担当する三谷産業さん自身がPOWER EGG2.0ヘビーユーザーなので、運用サポートも安心。 様々な好条件が重なったということですね」(杖村常務)

経営目線に即した設計の具体例。
― 《見える化》について

《見える化》による効果は、スピード感アップとリスク管理に現れている、と杖村常務は言う。つまり承認予定で『どんな案件が回って来るのか』、 また承認プロセスで『誰が何を言っているのか』が、 《見える化》できている。 その結果、決裁処理にスピード感が出るし、リスク管理上違った方向に進んでいたら早い段階で是正が図れるので絶大な効果がある、 と評価されているようだ。

「多かれ少なかれどこの企業でも見かけられることだと思いますが、最後に決裁案件が上に回って来るときは、決裁を通しやすいように丸まって上がって来るものだと思います。 しかし、POWER EGG2.0の導入によって、そういうこと はできなくなりました。リスク管理面で、これは大きな変化です」(杖村常務)

当初予測よりはスムーズに。
― データ移行の問題について

ところで、システム変更・運用移行に伴う当初のデータ移行の問題はどうだったのだろうか。

株式会社北國銀行様
総合企画部 企画課
山本調査役

「確かにPOWER EGG2.0への移行を進めることにより、従来システムで蓄積した過去データが参照不可になるという問題が指摘されました。 もちろんこれらのデータは、インポートコストをかければデータ移行できます。しかし、では 本当にそうまでして移行が必要なデータが どれだけあるのか?と確かめると、実は案外少ないことが判明しました。つまり、大した問題ではなかったということです」

 

本格稼働は2011年10月から。
―まずはシステムに慣れるために運用ルールを徹底。

POWER EGG2.0の本格稼働は2011年の10月からである。 つまり取材時点(2012年1月末)では、稼働して4ヶ月の段階である。 さてこの稼働に際して、杖村常務たちが徹底を図ったことは3つある。

  1. 1.印刷は極力行わない。
    1. >>完全電子化・ペーパレス化を目指しているので申請・報告・回覧はすべてワークフロー機能で。
    2. >>すべての情報はPOWER EGG2.0の中にある。印刷しなくても情報は共有化され、過去資料参照も可能。
  2. 2.常に個人ポータル画面のアシストメッセージを無くす。
    1. >>決裁・閲覧すべき情報が、個人ポータル画面に随時アシストメッセージとして表示される。そのアシストメッセージは閲覧や処理を行うと画面から消える (つまり、やるべき仕事が片付く)。
    2. >>全行員が個人ポータル画面のアシストメッセージを常にクリアにしようとする。(やるべき仕事を処理する) それはつまり、組織全体の業務処理のスピードアップにつながる。
  3. 3.口頭によるコミュニケーションを大切にする。
    1. >>全員のスケジュール、伝言メモ、作業などが《見える化》される。
    2. >>しかし、システムは万能のコミュニケーション手段ではない。情報の登録自体が目的化しないようヒューマンコミュニケーションを心がける。
「使い始めてなおさら実感したんですが、何と言っても、情報がPOWER EGG2.0からPUSH配信されるしくみがいいですね。安心ですし、業務処理がスムーズになります。 従来は欲しい情報をこちらから探しに行かねばならず、新しい情報への気づきが無かったですから。 また以前は何かやろうとしても、 基本的にプログラムありきの世界で、 DB作成にしても、個別DBを一定レベルのスキルを持つ人が作る感じで、やたら個々のDBが膨らんでしまう構造でした。とても全体を見渡せるしくみには成り得なかったんですね。その点、POWER EGG2.0は作りがシンプルで、 操作性もカンタン。全行員の共通ツールとして、グループウェアという範疇に留まらないというか、ワークウェアとかジョブウェアのようなイメージで活用されており、まさにある意味で組織文化を変えるパワーを有してい ると思いますよ」(杖村常務)
本格稼働から4ヶ月経過。仕事現場の評価はどうか?
また《ワークスタイルの変革》は生まれたのか?

予想以上のスピードで進む《見える化》《電子化》
― コメント機能をプロセス管理に生かす

ワークフローの活用、すなわち《見える化》《電子化》については、本部部署で、まず先行して進めている。
もちろん全行一斉が理想だが、ひとまずはこの3部署で実施し、きちんと使いこなしてみた上で、2012年4月からは全行的に展開する予定になっている。

従来のシステムでは最終的な稟議こそ電子化されていたが、それ以前の相談メモ、事前相談は紙で回していた。そこで当面の目標としては上席に回って来る決裁を全て紙でなく、 電子化にしようとしているが、これが当初予想通りというか、それ以上のレベルのスピードで進んでいる。

「POWER EGG2.0は作りがシンプルで、かつ設計思想がはっきりしているので、最初のメモ段階から全部電子化しています。その中でコメント機能は、プロセス管理にはとても有用です。 電子上でカンタンにコメント記入でき、検索もし易いですから。 いまやほとんど電子化され、紙は目立って減りましたね。現状、基本的に回覧したら捨てるものはまだ紙で回していますが、 保管しておく必要がある書類は、全て電子化されて回っています」(山本調査役)

「私のデスクの上は、いまや紙が無くなったからスッキリしたもんです。今度はキャビネットを無くそうかと・・・。目標は完全電子化の徹底でして、 そのためにテコ入れするのは具体的な使い方ですね。例えば、他社から回って来た紙ベースの資料をPDFにして添付して回すやり方、とかですね。そうすればきっと、紙は一掃できます」(杖村常務)

仕事現場/一般行員の反応はどうか?
― アシストメッセージを当たり前のように活用

以前からグループウェアは使っているので、POWER EGG2.0も当たり前のように、 とくにスケジュールとか、稟議などは皆さん問題なく使っているようである。

「アシストメッセージは当たり前のように使っています。仕事のアサイン(依頼)とかにも普通に使っており、これは予想通りの結果ですね。生産性2倍運動の推進にあたって、 従来からみんなの仕事を《見える化》する工夫を、 例えば何をいつまでにやるのかきちんと徹底するために、Excelにメモを書き出すとかを行っていました。しかしそれが今は、Excelを使わずにPOWER EGG2.0の中で完結できますから、これは非常にラクですね」 (杖村常務)

互いに緊張感のあるコミュニケーションを。
― 《見える化》で職場の雰囲気にも変化が

仕事の《見える化》により、仕事を依頼するだけでなくお互いの仕事の進め方が見えるから、相手もこちらの仕事をきちんと見ており、その仕事の進行に関して互いのコミュニケーションが図られる。

また、水面下で
■もうできているのか?
■いつまで延長するのか?
■そもそも、お互い合意して始めたのに何でできなかったのか?
などが見える。

つまりアサイン(依頼)したことがどう進められているのかという評価にもつながり、これはある意味「人材育成」や「人事考課」が一緒にできるしくみにもなっているらしい。

山本調査役によれば、仕事現場の評判も上々のようである。
■情報共有を前提としており、使いやすい。
■作りがシンプルであるから迷わない。
■決裁が『どこで、どう止まっているのか』がよく見える。

「本格稼働が2011年10月からだからまだ3-4ヶ月の話ですが、“とにかく紙を無くそう”という指示が徹底していることもあって、POWER EGG2.0の使われ方はすごいですね。 確かに見られることはプレッシャーになるので、 最初はみんな少し嫌がる感じがありました。例えば、本部の行員がどんな仕事をしているのか、それが今までは営業店からは見えなかったが、 今度からは双方で見ることができます。 これは本部勤務の人にとってはプレッシャーになりますよね。 従来の銀行文化にありがちだった“これはちょっと他部署には見せられんわなあ” みたいなことが一掃される訳です。全部見えてしまう。 でも結局このことが互いに牽制効果をもたらし、 職場に良い緊張感が生まれました。第一、鬱陶しいなあと思うケースよりも “こりゃすごい。便利だなぁ”と実感することの方が多かったので、 みんなどんどん使うようになったんです」(山本調査役)

頭取・役員など経営トップの反応は?
― 見える化により決裁スピードアップ

頭取や役員の皆さんには、事務担当スタッフがマンツーマンで説明サポートした。これからはスケジュールも全行的にオープンになるし、メール1つ取っても“誰がいつ開けたか”がわかるから、 役員もみんなから見られている。これはかなりプレッシャーのようであり、《見える化》効果により決裁スピードがぐっと早まっているという。

「頭取はとても満足されている様子で、“依頼事項などがきちんと進むので非常に良いね”と好評です。承認予定が見えるので、頭取の方から“先に決裁するぞー”なんて電話がかかって 来ることもあって、いきおい決裁処理のスピード感は増しますね。 スケジュールについても、 下からも上からも見える化しており、その点も“皆の行動が見えていいね”という評価です。もちろん、頭取はじめ役員たちのスケジュールも全行員に見えているので、役員 たちもうかうかしていられません。 “なんだよこの人、全然仕事してないじゃん”ってなことになりますからね(笑)」(杖村常務)

ワークスタイルはどのように変化したのか?
― 協業のあり方・仕事の進め方に大きな変化が

POWER EGG2.0導入により、ワークスタイルにも様々な変化が生まれているという。

  1. 1.以前と異なり《組織の横の連携》が強化されている。
    1. >>山本調査役が所属する総合企画部の場合、部内で完了する仕事はあまりない。
      部門間にまたがる仕事が多いのだが、従来はメモとか電子メールを回しても、なかなかすぐにリアクションはなかった。
      つまり、各部門の意見まとめなどに手間がかかっていた。
    2. >>しかし今は、営業とか情報システムとか他部署にまたがって、また課長・部長など然るべき人に一斉に情報配信されて情報共有が図られ、 それぞれの然るべき人からコメントが入り、 横の連携・部門間連携が強化されている。
  2. 2.常時様々なプロジェクトチームが自動的に立ち上がる。
    1. >>例えば、つい先ほど上がって来た《電算機センターのレイアウト変更に関して》という案件の場合。 これはシステム部担当の案件だが、この起案を見た杖村常務から 『総務・管財担当も入れてコスト計算すること』、『営業に確認して顧客サービス観点からの評価を聞くこと』などの指示が出され、それを受けた関係部署から 『了解しました。スケジュール調整して○月○日に協議します』 という連絡が入り、後日さらに練り込まれた案がアップする。
      それに対して『本当にこれでいいの?足りてるの?』というコメントが入れられ『じゃあ、こういうのはどうでしょうか』と追加案が出る。つまり《センターのレイアウト変更プロジェクトチーム》が自動的に動き出す。
    2. 「POWER EGG2.0だと、みんなで一緒に考えられ、案件協議のつど関係者を集めたり、電子メールを流したりする必要がありません。従来よりもスピード感がぐっと増しました。わざわざ集まってする会議だと、構えてしまってしゃべれ なかったり、遠慮して意見が出しにくいなんてことも往々ありますが、このやり方ならそんな心配もない。コメント機能があるので気軽にものが言いやすくなり、ワイガヤ会議と違って、どこのだれが何を言ったのかも履歴が残るので、 実効性が高い会議になりますね」(山本調査役)
  3. 3.起案 ―決裁のスピードが早まった。
    1. >>『100点満点に仕上がった書類でなくてもいい。ひとまず粗々でいいから起案してアップしなさい』と、杖村常務は指示している。 いったん上げて関係者からコメントを貰い、その上で粗案をブラッシュアップすれば起案‐決裁のスピードも速まる。
      これからは、こうしたやり方が定着しそうだと杖村常務は考えている。
  4. 4.《お客さま向けサービス》の充実が進む。
    1. >>見える化により行内決裁が早くなれば、組織の意思決定のスピードが早まり、必然的にお客さまへのサービスは充実する。頭取が言うQCDの向上、つまり品質がよくコストが安く、スピード感をもった お客さまへのサービスが充実しつつある。お客さまが求めるものを『やれることはすぐやる』という意思決定を早め、迅速に行動することがお客さま向けサービスの向上につながる。
  5. 5.《ノンカスタマイズ》で情報システムはラクに。
    1. >>『カスタマイズしない』をポリシーとしてこだわり、システムつまりPOWER EGG2.0が持つ機能に合わせて活用する。とにかく、北國銀行自社の独自仕様はやらないことを徹底することにより、情報システム開発がなくなったので非常に楽になった。
    2. 「カスタマイズに要する開発コストが高過ぎたということもありますが、それよりも品質が問題なんです。カスタマイズすればするほどテストが必要になり、必ず品質が落ちて来ます。だからこれからは導入したPOWER EGG2.0の機能・性能に 合わせて活用します。もしも、どうしても増やして欲しい機能があれば日頃から三谷産業さんにお伝えし、メーカーがバージョンアップする際に反映して貰えるように働きかけます」(杖村常務)
POWER EGG2.0導入による効果
様々な局面でスピードアップ

稼働から4ヶ月、現時点でのPOWER EGG2.0の導入効果を整理しておこう。

  1. 1.《見える化》によるスピードアップ
    1. >>山本調査役によると『現場の実感としては、ものすごく決裁処理スピードが早くなっている』という。
      起案が出ると皆が見ており、リアクションが早い。結論が出るまで、今までだったら紙を回して、課長・副部長・部長と段階を回り、終わった後も関係部署に回していた。つまり3-4日かかっていたものが、次の日には決裁が終わる。 《承認》も早いが《否認/差し戻し》も早い。 関係部署への展開は同時に終わっている。
    2. >>この業務処理効率化/ペーパレス化によるコスト削減効果は、『現状使っている紙を半分から1/3くらいに減らす予定』で年間2,000万-3,000万円ほどの削減効果が見込まれている。
  2. 2.生産性向上の効果
    1. >>時間外勤務を削減して生産性向上を図ろう、という努力はPOWER EGG2.0導入前から行っている。
      例えば退行時間の場合、具体的な目標値は次の通り。
      《原則定時退行+1時間 18時30分までに帰る》
      これはPOWER EGG2.0 導入後ますます拍車がかかり、以前は定時(5時30分)より2時間近く 超過して7時20分頃まで残業していたものが、今は平均帰宅時間が6時20分ぐらいにまで早まっている。
今後の活用予定
《Webデータベースの活用》および《タブレット端末との連携》に大きな期待

まずは4月からの全行的な電子化への取り組み、ワークフローの活用により、各種申請書などの社内文書の完全ペーパレス化、およびアシストメッセージ連携の拡充により業務プロセスにおける 《気づき》《見える化》 を推進・定着させることが重要な課題となる。
そのためには、全行的な利用促進策の充実と全行員への継続的な意識付けがカギになる。

さらに今、杖村常務や山本調査役たちが大いに期待しているものが2つある。それは《Webデータベースの活用》および《タブレット端末との連携》である。

Webデータベース の活用
― 全員でDBを構築・共有・利活用できるしくみに期待。

《Webデータベース》の活用については、生産性向上に寄与するものと大いに期待されている。
同行の場合、拠点数が100以上を数える。従来は、各拠点の報告類はExcelに記入させて本部へメールで飛ばさせ、本部でまとめて集計していた。

しかしこれでは、
■各拠点の報告が出揃わないと集計が確定しないので、最終集計が出るのが遅れがちになる。
■本部は拠点からの報告を見られるが、拠点は他の拠点の報告が見られない。
■本部で最終的に集計する手間が大変である。
などの問題が生じていた。

だがPOWER EGG2.0の《Webデータベース》なら、
■Excelを使わずに、拠点でカンタンにDBを作成できる。メールでの報告が不要。
■アクセス権限を設定して拠点でも全行のDBを見られる。他の拠点のDBも見られる。
■DBを拠点で直接入力、変更できるので、本部の集計作業の手間が大幅に軽減できる。

このように、各拠点ごとに作成するDBを本部で簡単に集計することができるので、従来の《拠点‐本部間報告》系の様々な業務を移行して、拠点も本部もDB作成負担が軽減される。

「以前はDB の中身を全部見られるのは本部だけでしたが、今度からはみんなで見られる。この効果が大きいです。自分の店が一番早く打ち込んでいるのか、逆に出遅れているのかなどがすぐ分かります。 『ちょっとまずいぞこれは。ウチが最後だぞ』って感じで、"長"の肩書きが付く人にはプレッシャーでしょうね。 これからは《本部と現場の見える化》による緊張感維持や指示徹底だけでなく、 《現場と現場の見える化》による“切磋琢磨”が生まれることも期待しています。Webデータベース導入による効果については相当期待が大きいですね。」 (杖村常務)

タブレット端末との連携
― 「どこでも仕事/どこでも会議/どこでも営業」

北國銀行様ではほとんどの業務をPOWER EGG2.0で処理する前提で、今タブレット端末との連携をテスト中である。予定通りに行けば3月から管理職以上全員および渉外係、そしてテラー(窓口係)にタブレット 端末を持たせる予定とのことである。

「例えば私の場合、もうほとんどの書類の決裁はPOWER EGG2.0で処理しています。だからタブレット端末が手元にあって、それでPOWER EGG2.0が使えれば、もう別にどこにいてでも出張先でも場所を選ばず 《どこでも仕事》になるんです。決裁はもちろん、 コメントも入れられるし指示もできる。ネットワークが繋がっているので海外でも使えます」(杖村常務)
「参加者がタブレット端末を持っていれば《どこでも会議》。渉外係やテラー(窓口係)の場合、販売マニュアルなどの営業資料をPOWER EGG2.0 に格納しておけば《どこでも営業》ですね。客先などで質問があ った時に、タブレット端末を見ながら対応説明ができるようになります」
(山本調査役)

杖村常務によるとこんな風に使うことで、もうPOWER EGG2.0は、グループウェアといったような、情報共有など仕事場の環境を改善するバックアップツールのイメージよりも、『仕事の道具』『モバイルワーク ツール』『ビジネスのフロントツール』という価値を感じるという。

北國銀行様では、今後はPOWER EGG2.0をメインの“ワークウェア”“ジョブウェア”として位置付け、フル稼働させることで、金融業界における先進的IT活用をさらに促進して情報戦略の 高度化を図って行くことが視野に入っているようである。

株式会社北國銀行 プロフィール
(注:企業データは2011年3月時点)
株式会社北國銀行様
設立 : 1943年設立 本社所在地 : 石川県金沢市 117店舗(うち出張所4店)
資本金 : 26,673百万円 従業員数 : 2,003名(嘱託・ビジネススタッフ除く)
業務内容 :
・預金業務
・貸出業務
・商品有価証券売買業務
・有価証券投資業務
・内国為替業務 等
POWER EGG 導入時期 :
2009年12月:POWER EGG2.0について認知
2010年01月:導入検討(運用移行検証)開始
2010年08月 : POWER EGG2.0導入推進方針を策定
2011年02月:POWER EGG2.0導入決定
2011年10月:稼働開始
稼働ライセンス数 :
・約3,000ライセンス
稼働機能 :
・グループウェア、汎用申請ワークフロー、ファイル管理

※取材ご協力者

株式会社北國銀行様

(右)常務取締役 杖村 修司 氏
(左)総合企画部 企画課 調査役 山本 剛行 氏

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